Aug 20, 2012

おばあちゃんち Grandma's place

うちのおばあちゃんちがあるのは香取市佐原というところで、
茨城県との県境にある川と田んぼがたくさんある小さな町だ。

昔、花嫁は利根川から船に乗って嫁入りしたり、
荷物は船で運んでいたくらい町の中心に川が流れていて、『水郷』と呼ばれている。
日本のベニス、と言えるだろうか。

小さい頃から夏休みも冬休みも必ず行くので(もちろん今年も!)
16年間私立な上に何回か引っ越しもして『地元』という感覚の無い私は
『故郷は佐原』とこっそり思っている。

おばあちゃんちの前には小川、その前には田んぼが広がり、裏には山と畑がある。

80をすぎたおじいちゃんおばあちゃんはその畑で毎年せっせと野菜やお花を育てている。

今年もたくさんの野菜とお花が育っていた。

お墓参りに持って行くお花も、夕飯にでる野菜も畑でとれたものだ。

畑の耕し方や、ミョウガがどうやって生えているのかとか、どのくらいのトマトが明日どうなってるとか、梅干しや干し柿の作り方とか、お手伝いしながら毎年いろんなことを教わった。

ヘビやもぐらが出たときのおじいちゃんの対処がかっこよかった。

雨が降ると短歌を読むおじいちゃんと、日本画を描くおばあちゃん。
私もこんな老後の過ごし方をしたい、と憧れている。

今、私はまだ都会でベランダ菜園しかできないけど、いつかおばあちゃんちの畑みたいな庭を持ちたいな。

photo by soo










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